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パンプルムース氏のダイエット
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疲れた頭にちょうどよい |
肩の凝らない読み物というのは、まさに本シリーズのためにある言葉である。ご都合主義だろうが、パンプルムース氏がもてすぎだろうが、そんなことを言っていては本書を読む資格はない。だって、これは人類の三大欲望のうちの食欲と性欲を満たした物語。読んで楽しければ他に何を望むべきか。
シリーズが紹介された当初は、それでもユーモアミステリなのかなと思ったりもしたが、ここまでくるともうミステリの衣を借りているだけといってもいいでしょう。お話は徹底的にユーモアの方に比重が置かれている。パンプルムース氏のそっくりさん然り、盲目の男に扮するパンプルムース氏のドタバタ然り、腹を減らしたパンプルムース氏の苦悩振り然り。エキセントリックな今風の笑いや、皮肉めいたブラックユーモアではなく、古典的なギャグを中心にした束の間の娯楽。
仕事で疲れた頭には、これぐらいテンションの笑いがちょうど合うんだよなぁ。
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奇想天外度はバッチリ♪ |
奇想天外度はここまで4作中の最高点を差し上げましょう(^^)うははは!秘密の指令書がいくらライスペーパーで出来てるからって、食べちゃうんだもんなぁ・・・P氏ではなく、愛犬ポムフリットが、ですが。結局アノ読まれなかった指令書には何が書かれていたのだろう・・・。それにしても、毎回毎回P氏はもてますなぁ。還暦目前のおじさんなのになぁ・・・。