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健康ビジネスで成功を手にする方法
米国における将来有望な新興産業を大胆に予測してみせた本書。自動車やパソコンに比肩するほどのインパクトがあり、2010年には1兆ドル(約120兆円)に成長するというその産業は、健康増進ビジネスの「ウェルネス」である。著名なエコノミストであり、起業家であり、お金もうけのノウハウ書のベストセラー作家でもある著者は、本書で「ウェルネス革命」の到来を宣言し、そこで成功を手に入れるためのアドバイスを贈っている。 こうした大胆な予測には、驚きや納得の一方で懐疑的な反応がつきものであるが、著者はそれを想定しながら、ウェルネス産業の中身や普及の根拠を力説している。 それによると、ウェルネス産業とは「疾病ビジネス」などと違い、健康増進や老化の遅延、病気の予防のための製品やサービスを提供するもので、すでにサプリメントやフィットネス・クラブ、健康食レストランなどがあり、今後発展するものとしては「ベジタリアン・バーガー」や「ウェルネス保険」などがあげられるという。さらにそれが「広範囲に普及する産業の5つの特徴」にあてはまること、人口の多いベビー・ブーマー世代が消費の担い手になること、バイオなどのテクノロジーの進化で大きな発展が見込まれることなどを述べている。 また著者は、米国人に多い過体重や病的な肥満、そしてそれに伴う不健康は、「肥満と栄養失調を生みつづける食品産業」と「病気を生み続ける医療業界」がもたらしていると厳しく追及し、米国にウェルネス革命が不可欠であると訴えている。食文化や肥満などの背景事情はやや異なるものの、食の安全への関心が高まっている日本にとって見逃せない指摘も多い。 さらに読者に対して、起業や投資など、さまざまな立場からウェルネス産業に参入するヒントを示している。富を築くには製造ではなく流通にかかわるべき、といった一連のアドバイスは示唆に富んでおり、この点に著者の真骨頂がうかがえる。 予測が的中するかは別にして、ウェルネスという領域を定め、ニーズを掘り起こす本書の視点は鋭く興味深い。新興産業のビジネス・チャンスのとらえ方も勉強になる。(棚上 勉)
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具体的で面白い |
近頃、日本でもかなり肥満の人が増えたと感じている。行きはよいよい帰りは・・・ではないが、食べるのは易しくやせるのは困難。人間の永遠の課題であるボディのコントロールあたりもウェルネス産業の入る余地があることを、具体的にかつ面白く説明した本。健康や美容だけでなく、何でもラクして手に入れたいのは人間のさがかも。
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目からウロコ。 |
経済学者が書いたものと聞き、堅い本かと思っていた。が、これは、主婦で子育て中でもある私でも、読めた!経済が分かるし、母として21世紀の子供を育てるために必要な真の価値判断力を教わる思いだった。起業家としてはもちろん、賢い消費者になるべく読んでも良いと思う。改めて、無知は怖ろしいと感じた。ウェルネス産業の前向きなエネルギーは、未来に夢を持たせる。
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「金持ち父さん」オススメの著者 |
食品表示や保険負担など健康について暗い話題が多いなか、本書を読んで、なんだかとってもワクワクしてきました。食品、飲食、医学、保険、流通などの分野でウェルネス(健康増進)に関わるビジネスチャンスがあるのだそうだ。健康ビジネスで独立でもしてみるか。本書の著者は、「金持ち父さん、貧乏父さん」でお勧め本として紹介されている「Unlimited Wealth」の著者なのですね。なんか納得。
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ビジネスに関係ない方も読んで欲しい |
内容が素晴らしい。ビジネスで成功する方法を書きながら、現代の健康産業の実態を暴露している。
今まで常識だと思っていたことを完全に覆されました。
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A・トフラー「第三の波」の再来!? |
すごい一冊。著者の言う「健康ビジネス」とは、「医療」「福祉」「健康食品」といった従来の「健康産業」のイメージをくつがえし、「農業」「食材」「レストラン」「保険」「フィットネスクラブ」など広範囲に及ぶ。豊富なデータをもとに、これらのビジネスがなぜ成長するのか、そして、そこで成功するためにはどのようなコンセプトが必要か、ということを分かりやすく語る。
22歳でシティバンクの最年少役員、25歳で同社の副社長になり、2人のアメリカ大統領の経済顧問を務めたという天才的な著者は、緻密な分析と論理的な展開で説得力ある展望を語る。こんな人が今まで日本でまったく無名だったことが信じられない。A・トフラーの「第三の波」のような「未来予測学者」の再来である。