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乳がんから命を守る粗食法―免疫力を高め、発症・再発を防ぐために!
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foodは風土 |
〜 母が乳がんを患ったため、自分自身もなる可能性がありますからとても関心があった本です。
欧米では8人に1人の罹患率。日本は今や30人に1人。罹患率だけをみればがんの中でもトップなのです。しかも、大都市に患者が多い。それはどうしてか。乳がんはハイソな病気といわれるらしいですが、カタカナの食事(パン、パスタなど)を食べている人が多い〜〜のだとか。
著者は、パンそのものが悪いと言っているのではないのです。欧米で主食として食べるパンは、しっかりと麦の味がする”重い”パンだが、私たちが日本で口にするのは砂糖やマーガリンをたっぷり使った甘いパン。それにジャムやマーガリン、バターをたっぷり塗り、油を使った卵料理、ドレッシングをたっぷりかけた生野菜を食べる。それがいけな〜〜い、と言っているのです。
食べ物というのは、その土地、その民族にあったものを食べるのが一番だということ。日本人は米を常食としてきました。そして米をおいしく食べるための知恵が日本の食卓にはたくさんあるのです。それをもう一度見直そう、その主張にうんうんうなずきながら読んでしまいました。
よく漬け物やみそ、醤油は塩分が気になると〜〜いわれるが、塩を直接なめているわけではないし、発酵食品はからだによく、野菜や原料の栄養分を増殖させる効果があるので、マヨネーズやケチャップ、ソースなんかよりもよっぽど優れた調味料なのです。
普段から食品の原材料などは注意しているほうなのですが、この本を読んで、ますます食べ物への関心が高まりました。朝はご飯よりもパンを食べる方が〜〜好きだったのですが、きっぱりとご飯食に切り替えました。〜
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大事な事は、案外シンプルなのだ。 |
乳がん患者の8割はパンを常食としている。
結構ショッキングなデータ。
著者は管理栄養士として臨床の場に立つ。
そこで数千人のガン患者と関わる中で大きな発見をした。
他のガンはともかく、乳がんに関して言えばパンを中心にした食生活。
その他、パスタ、ラーメン等々カタカナの食事を習慣としている。
そして、この状況ではますます乳がんの患者は増えるであろうと警鐘をならす。
では、どうしたら良いのか。
健康に関心がある女性ほど陥りやすい単品健康法。
そして甘いものの誘惑。
著者の結論は至ってシンプル。
ご飯を食べなさい。
一日6杯はご飯を食べなさい。
そして、それにみそ汁と漬け物を加えなさい。
ただそれだけ。
大事な事は案外シンプルだったりする。